Realize VoIP, June 2011 [Japanese]
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今号の内容
- 編集者メモ
- 遠隔医療アプリケーション向けのデスクトップビデオ通信
- ビデオ遠隔医療アプリケーションの成功のカギとしてのQoE
- 遠隔医療におけるビデオ通信アプリケーション:ケーススタディ
- 製品のニュースとアップデート
- ブログの注目記事
- ウェビナーとイベント
- 終わりに
編集者メモ
筆者 Amir Zmora, マーケティング&プロダクトVP
今号の"VoIP実現化"は、バーティカル市場におけるビデオに注目します。以前のニュースレターで一般的なHDビデオ通信とデスクトップやアンドロイド端末にとってそれの意味することについてお話しました。またコンシューマー向けビデオのことや異質のネットワークにおいてどのようにビデオ品質が維持されるのか、そしてIMSとLTEネットワーク上でのビデオについてお話しました。今回のニュースレターではこれらの技術がどのように遠隔医療サービスにおいて活用されているのかについて取り上げます。バーティカル市場でビデオを推進しようとしている企業にとって、包括的なビデオ展開ソリューションがビジネスの成否を左右するほど重要になるでしょう。サービス立ち上げに豊富な資源と時間をかけられるような大規模サービスプロバイダーとは対照的にバーティカル・アプリケーションの開発者あるいはシステム・インティグレーターはサービスを迅速に立ち上げるためにはこれらすべての部品を組み合わせてくれるような誰かを必要とします。それには以下のようなものが含まれます:
- マルチプラットフォーム・クライアント:デスクトップ、モバイル、タブレット
- メディア・クオリティ・ソリューション
- 会議システム・ブリッジやゲートウェイを提供するデータ・センター・サーバー
- クラウド・ベースの制御と管理
私達が今行っているアンドロイド・タブレットを使ったHDビデオの新しいデモでは遠隔医療アプリケーションが簡単に使える携帯端末でどこでも利用できることを紹介しています。
このニュースレターは、近々予定しているウェビナー"Unified Communication as Key Enabler for Telemedicine"に備えたものです。より詳しい情報を得るためにぜひウェビナーに登録してください。
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遠隔医療アプリケーション向けデスクトップ・ビデオ通信ソリューション
筆者Tomer Saar, TBUプロダクト・マネジャー/BEEHD for Desktop
診察の予約を取りに病院に来られる高齢の方々を見るにつけ痛みを感じます。年老いた方にとって、椅子から降りることさえ困難なだけでなく、車に乗り、病院の待合室で並び、薬局に行き、そして家に戻ることは大変な事です。健康で若いあなた方にとってはたいしたことではないでしょうが、高齢者にとっては本当に大変なことなんです。
最近のテクノロジーを活用すれば、患者はお気に入りのロッキングチェアに座りながらこれらすべての事を受けられます。患者の家に備え付けられたビデオ・クライアント端末機から予約受付システムにアクセスして予約を入れ、そして時間になれば医者はビデオ会議を繋いで患者の診断を行えますので、患者は家から出る必要がありません。

健康指数読み取り機は今日ではわりと簡単に購入できます。それらはPCにケーブルや無線(Bluetooth)で接続され、読み取られた情報は診断中や始まる前に医者に転送されます。
ビデオ・クライアント端末機は個々の患者が簡単に使えるように設定することができます。1個のボタンを押すだけで病院の予約受付システムに繋がり、患者は希望の時間枠を「はい」か「いいえ」ボタンで選ぶことが出来ます。
医師側に設置されたビデオ・クライアント端末機には、より豊富な機能があり制御することもできます。診断結果や他の資料を患者と一緒に見ながら会話ができますし、書類作成の支援もしてくれます。
ビデオ・クライアント端末機はRADVISIONのビデオ通信クライアントSDKであるBEEHD for Desktopクライアント・フレームワークをベースに開発することができます。BEEH for Desktopクライアント・フレームワークはシグナリングとメディアブロックで構成されており、アルゴリズムによってネットワーク品質の低下にも対応ですることができます。ソースコードにはサンプルGUIが含まれており、それらをカストマイズするだけで簡単に開発できます。
RADVISIONのソリューションオファリングを使えばシステム・インテグレーターは単一のベンダーから必要なすべてのコンポーネントを手に入れることができます。今度病院に行かれた時には今までとは違う現実を想像できるでしょう。
QoEはビデオ遠隔医療アプリケーションの成功の秘訣です
筆者Sagee Ben-Zedeff, TBUビデオソリューション・プロダクトマネジャーディレクター
遠隔医療ソリューションはなんといっても容易に使えることにかかっています。ビデオ通信は病院や医療サービスの提供者がどこでも誰にでも提供できる拡張性と経済性を有しています。
しかしながら、医師と遠隔の患者、あるいは医師と遠隔の医師といった状況において効果を発揮できるソリューションであるためには、どのような機器が使われようともネットワークの劣化によって生じる明らかな遅延や問題を排除して遠隔地の医師やコンサルタントが鮮明で精細なビデオ画像を受け取れる必要があります。さらに遠隔ヘルスケアにおいて患者が医師の顔を見ることで信頼と自信を築くことができるという観点で患者側にとっても同じことが言えます。

高解像度ビデオの重要性は鮮明さですが、多くの場合は細部にあります。細部のもっとも詳細な画像を高品質で転送できなければ、医療措置の結果は疑わしくなってしまいます。ネットワークを経由してのビデオ転送に伴う遅延やノイズは医療措置を危うくするためどんなコストをかけてでも避けなければなりません。最後になりますが、いろいろな器具の使用に合わせてビデオを活用することでお互いの意志の疎通ができ協力しあえることが遠隔医療の成功への秘訣です。
ユーザーが感じるサービス品質(QoE)は、従来は高価なシステムや専用回線など高コストが伴うものと思われてきましたが、今日の技術革新によって医療サービス提供者はビデオ・インフラをデスクトップPCやラップトップあるいはスマートフォンやタブレットのようなモバイル端末に導入し、かつ一般的なインターネット回線を使って遠隔医療を提供することができるようになりました。
ただし、コストの低減や可用性は高くなりますが、かたやネットワークや相互接続あるいはトポロジーに関係なく高品質を維持することが求められます。またソリューションの技術的な詳細にも重点が置かれます。すなわちこれらの機器は高フレームレートで遅延の少ない高解像度ビデオに対応できなければなりません。幸いにも最適化されたビデオ通信クライアントはすでにモバイルコンピュータなどで実現されています。
デスクトップPCやモバイルビデオ通話の広まりと共に、専用の"部屋"から抜け出して、いつでもどこでも誰とでも繋がれることで遠隔医療がより一般的に使われるようになることを期待しています。
遠隔医療におけるビデオ通信アプリケーション:ケース・スタディー
筆者 Anatoli Levine, TBU北米地区プロダクトマネ-ジメント・シニアデイレクター
もしあなたが理想的な結婚を求めているなら、実写の映像を見ながら会話ができるようなビデオ通信と遠隔医療以外はいらないでしょう。

あり得ないことだと思われるでしょうが、私はそうは思いません。理由は簡単です:遠隔医療では医師が患者を見、患者は医師を見ることができるビデオ通信が使われていますが、そこにはビデオの必要性が本当にあります。まずアイコンタクトができますし人間が人間を見ることができます。さらに感情を見ることができます。疑わしい皮膚のしみや赤ちゃんの足の発疹の説明を長々と聞くよりも見ることでより正確に患者の様子が分かります。ビデオなら患者は、単純に"先生、ここを見て"と言えばすみます。
"遠隔医療"という用語はここでは少し広すぎるかもしれません。グーグルで遠隔医療の定義を検索すると次のように出てくるでしょう:"遠隔医療とは医師と患者が距離を隔てたところでインターネットなどの通信技術を用いて診療を行う行為"。もちろんそれには心拍数や体温、血圧、血糖値など数多くの健康パラメータを遠隔で測定する様々な装置が含まれます。さらに遠隔から治療を施す(最近ではより一般的になってきている選択肢のひとつ)ことも含まれます。重要なことはビデオが二元的役割を果たしているということです。多くの活用事例ではビデオは医師と患者がお互いを見ることが出来るという点です。他の事例では、ビデオは診断ツールとして使われています。
もう少し具体的にいくつかの事例を見てみようと思いますが、まず米国で遠隔医療を推進している組織のひとつであるAmerican Telemedicine Association (ATA) が定義している様々な特定分野の関心グループについて見てみましょう。
眼科テレヘルス: 眼科(眼病、機能障害など)を対象とする。ビデオ通信は目視と遠隔診断に利用されている。お分かりだと思いますが、ここではビデオの品質とHDビデオが極めて重要です。
小児科テレヘルス: すべての子供に多様な遠隔サービスを提供。ビデオは殆どがコミュニケーションに、時々モニターと診断に使われています。心配されている両親にとって医師が見えるということは大変有難いことです。
皮膚科遠隔診療: 医師は遠隔から患者の皮膚を分析し診断を行います。ビデオは当然ですが医師と患者とのコミュニケーションに使われています。しかしながら患部の高画質ビデオをリアルタイムで提供できるので静止画のみを送ることに比べるかに効果があります。
遠隔看護・介護: ビデオ通信は看護士が患者に対して遠隔測定機器を使う場合や、簡単な医療措置を行ったりする場合などにガイドとして使われています。薬の服用時間を患者に知らせるなど単純なビデオ通信でも大きな効果があります。
遠隔メンタルヘルス: 遠隔精神科医療の分野では単純なビデオ通信を使いますが猛烈な勢いで増加しています。ビデオ通信のおかげで、医師と患者は自分の家でくつろげる環境でセッションを行うことができるので著しくプラスの影響を与えることに役だっています。
遠隔リハビリテーション: 医師や看護師はビデオ通信を使って遠隔にいる患者の訓練や手順に一緒に参加し適正な努力で正しく動作が行われているかを確認しながらガイドすることができます。
以上のようにいくつかの事例を簡単に紹介しましたがほんの一部に触れただけだということを心に留めておいてください。ビデオ通信は医師と患者の双方に数限りない可能性をもたらすことが出来ます。将来のアプリケーションは、繰り返されるたびに"ものすごい効果がある!"となることを確信しています。
製品のニュースとアップデート
以下は、RADVISIONの新製品リリース情報です。
- 新製品ASF: Advanced Service Frameworkを発表しました。高位のフレームワークで完全相互運用可能な拡張画像サービスを開発することができます。
- BEEHD for Desktop ベータ版2.2および2.7がリリースされました。これらのバージョンには、SVC対応、NetSense、H.460 FW/NATトラバーサル、H.239デスクトップ資料共有、FaceVsion H.264カメラ対応、プレゼンス-SIP/SIMPLE、TLS、トライアルおよび評価バージョンが含まれます。
- BEEHD for Personal Devices ベータ版2.7がリリースされました。HTC Desire HDで稼働し、G.722(広帯域オーディオ・コーデック)を含む新しいオーディオエンジンを提供します。TI OMAP4で稼働するデモ版のBEEHD/PD V2.7をリリースしました。両方ともTIブレーズプラットフォームとブレーズ・タブレットに搭載されます。デモはBEEHD/Dの720p@30で稼働し、とても印象的です。RADVISIONのYouTubeチャネルのビデオで確認してください。
- H.323 ToolKitバージョン7.0がリリースされました。このバージョンにはH.323v7仕様の対応、コンファレンス・リストのサポート、単一トランスミッターマルチキャスト、H.225及びH.245シンタックスのアップデート及びGEFのようなアドオン・モジュールの縁ハンスメントが含まれます。
- 新しい ICE NAT Traversal Toolkit バージョン2.5がMicrosoft MS-ICEに対応し、Microsoft OCSとMicrosoft Lyncとの接続性を可能にします。
- ProLab バージョン6.0は強力なフルHDとフルビデオ品質評価ソリューションを追加のコーデック、H.329デュアル・ビデオ対応、1080p/60fps分析と共に提供します。
- eVident バージョン2.5はフルHD、メディア及びビデオ品質評価に重点を置いています。
これらの新バージョンは、保守契約を結ばれたお客様に提供されます。
ブログの注目記事
当社の洞察力に富んだブログ・ネットワークにまだ参加されていないようでしたら、ぜひこの機会にご参加ください。
最近掲載された興味深い以下のブログ記事をぜひご一読ください
- ビデオ端末のテスト: 品質担当マネジャーのYotam Rochがラボでのテストが効果的で結果をだすためにいかにビデオ端末を稼働させるかについて説明しています。,
- どちらのプロトコールをお好みですか-SIPそれともH.323 : Tsahi Levent-Leviがビデオ通信にどちらのプロトコルが相応しいかアドバイスしています。
- ビデオ通信がやってくる・・・あなたの手のひらのスマートフォンに: Sagee Ben-ZedeffがiOSとAndroid向けのRADVISIONビデオ通話アプリケーションに関するニュースをお伝えします。
- お客様とのワン・オン・ワン: Renovoソフトウェア: TsahiとRenovoソフトウェアのEthren Jarosek氏とが入院患者の面会用デスクトップ・ビデオ通信とアプリケーションについて語っています。
- 相互接続性の "見えざる手(市場原理)" は存在しません: Sagee は相互接続性についての議論を続けていますが、結局のところ殆どの人がその方向には向かっていません。
過去2カ月の間に、このニュースレターの読者の興味を引いた記事がいくつかあります。
- ユーザーの経験がソフトウェアを含め他の全てを打ち負かします: ソフトウェアかハードウェア・ソリューションかの議論が続いていますが、コンシューマー向けであれば最終的にはユーザーの経験に委ねることになります。
- ビデオ通信に向いているのは-iOSかAndroidか: モバイル端末が一般ユーザーにビデオ通信をもたらしますが、ビデオ通信アプリケーションにむいているのはどちらでしょう。Tsahiがお答えします。
- 機械ではなく人を結びつける: Sageeが、ソーシャル・ネットワークにおける最近のM&Aとモバイル市場 、それらがビデオ通信市場にとってどういう意味があるのかについて議論しています。
今月号の漫画のタイトルは"進化するテクノロジーでますます少なくなる睡眠時間"、私達はとても気に入っています。

「私がそこにいないからってオヤスミトークをしない言い訳にはならないわよ。」
学習:"進化しすぎるテクノロジーが、人間から睡眠を奪ってしまった。"by TECHCRUNCH
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